東京都でおすすめの海洋散骨業者8選!料金相場や散骨する際の注意点も解説

最終更新日:2025.01.24

東京都でおすすめの散骨業者

東京での海洋散骨をお考えですか?

この記事では、東京でおすすめの海洋散骨業者と、海洋散骨の料金相場、散骨する際の注意点をご紹介します。

海洋散骨をお考えの方は、ぜひご覧ください。

東京都の海洋散骨で人気のエリア

東京湾は首都圏からのアクセスが良く、穏やかな海域が広がっています。そのため、海洋散骨の場所として多くの人に選ばれています。ここでは、そんな東京都の海洋散骨で人気のエリアをご紹介します。

千葉県側

千葉県側は、東京湾の中でも特に自然豊かな景観が広がるエリアです。富津岬や館山湾周辺は、温暖な気候と美しい海が特徴で、多くの散骨業者が出航場所としています。また、房総半島の南端に近いことから、黒潮の影響を受け、透明度の高い海域での散骨も可能です。

神奈川県側

神奈川県側は、三浦半島周辺が散骨の人気エリアとなっています。相模湾に面した葉山や逗子マリーナからは、富士山や江の島を望む美しい景色の中で散骨を行なうことができます。また、城ヶ島周辺は、変化に富んだ海岸線が特徴で、故人の思い出に寄り添う場所として選ばれています。

伊豆諸島方面

東京から少し離れた伊豆諸島方面での海洋散骨も人気です。大島や三宅島など、それぞれの島には独特の魅力があり、故人の希望に合わせた場所を選ぶことができます。雄大な自然に囲まれた島々での散骨は、故人の魂を大海原に解き放つ神聖な儀式となるでしょう。アクセスは船となるため、移動時間や費用は考慮する必要がありますが、特別な想いを込めて散骨を行ないたい方におすすめです。

これらのエリア以外にも、東京湾には多くの魅力的な散骨場所があります。そのため、散骨業者を選ぶ際は、各社の対応エリアをチェックすることもポイントになります。

東京都でおすすめの散骨業者8選

株式会社Aクルーズ(みんなの海洋散骨)

株式会社Aクルーズが展開する「みんなの海洋散骨」では、全国対応の海洋セレモニーを提供しています。散骨方法は、家族での参加が可能なプランから、同社に全てを任せる代行型プランまで、4つのプランを用意。利用者の多様なニーズに応えられる体制を整えています。

また、同社では経験豊富なスタッフが海洋散骨を徹底サポート。遺族に寄り添った心温まるセレモニーを実現しています。環境保全への配慮も徹底されており、自然に還る形での散骨を可能としています。費用面でも透明性が重視されているので、初めての方でも安心して利用することができます。

散骨海域

東京湾
相模湾
大洗町(茨城)中心の海域
※関東の場合

料金プラン

代行委託散骨プラン:44,000円(税込)~
合同乗船散骨プラン:132,000円(税込)~
貸切乗船散骨Aプラン:242,000円(税込)~
貸切乗船散骨Bプラン:220,000円(税込)~

株式会社万寿

株式会社万寿が提供する海洋散骨セレモニーは、東京湾を中心に大切な故人を自然に還す新しいお別れの形を提案しています。自社所有の船舶を活用することで、低価格ながら高品質なサービスを実現。安心して利用できる点が最大の魅力です。

乗船して散骨を行なう「チャーター散骨プラン」では、利用者が直接手を添えることで心温まるお別れの場を提供。一方、同社が代行する「委託散骨プラン」は、忙しい方や遠方の方にも柔軟に対応し、手軽さが魅力です。

また、散骨の際には心を込めたセレモニーが行なわれ、自然と調和する温かいひとときを過ごせます。環境への配慮も徹底され、安心して利用できる点もポイントです。

散骨海域

東京湾(ディズニーランド沖合、羽田空港沖合)

料金プラン

委託散骨プラン

30,000円(税込)~

チャーター散骨プラン

150,000円(税込)~

株式会社ハウスボートクラブ(ブルーオーシャンセレモニー)

株式会社ハウスボートクラブが提供する「ブルーオーシャンセレモニー」は、海洋散骨を通じて大切な故人を自然に還す心温まるサービスです。このセレモニーの特長は、専用のクルーザーを使用し、海上での厳粛で静かなひとときを過ごせる点にあります。

環境保全への配慮を徹底し、自然に優しい散骨も実現。利用者が参加できるプランでは、個別の要望に応じた柔軟な対応が可能で、専任スタッフが手厚くサポートしてくれます。また、故人への想いを形に残すために、セレモニーの様子を記録するオプションも提供。

思い出深い散骨の時間を安心して過ごせるよう、透明性の高い料金体系や丁寧な事前相談も魅力の一つです。

散骨海域

東京湾
相模湾
大洗町(茨城)中心の海域
など

料金プラン

代行散骨プラン:55,000円~
合同乗船散骨プラン:165,000円~
チャーター散骨プラン:297,000円~

株式会社 家族葬のファミーユ(海洋散骨トワエ)

株式会社家族葬のファミーユが運営する「海洋散骨トワエ」は、葬儀社としての経験を活かした、セレモニーを大切にした海洋散骨サービスです。最大の魅力は、故人を丁寧に送り出すことに重きを置いている点です。利用者の心情に寄り添い、遺骨を直接引き取りに伺うなど、きめ細やかな対応をしてくれます。

また、散骨海域は東京、神奈川、千葉、静岡と幅広く、希望に合わせた場所を選べるのもポイント。プランも、ご家族だけで船を貸し切る個人散骨から、リーズナブルな合同散骨まで用意されています。さらに、葬儀から散骨、その後のアフターフォローまで一括してサポートしてくれるため、利用者の負担を軽減できるのも大きなメリットです。

散骨海域

東京湾
相模湾
館山沖
横須賀(観音崎沖)
駿河湾
など

料金プラン

代行散骨:55,000円(税込)~
合同散骨:132,000円(税込)~
個人散骨:264,000円(税込)~
※粉骨は別途33,000円(税込)

株式会社千代田(海洋葬うみのおはか)

セレモニー千代田の海洋散骨サービス「うみのおはか」は、故人を海へとお還しするお手伝いを、明確で安心な料金体系で行なっています。プランは、専門のスタッフに委託する「代行型散骨」、ご遺族様だけでの「乗船型散骨」。どのプランも、必要なものが全て含まれた分かりやすい料金設定です。

また、追加費用が発生するケースも明確に提示。粉骨加工や献花、写真撮影などのオプション費用も事前に確認可能なため、安心して依頼することができます。ペットの代行型散骨に対応している点もポイントです。

散骨海域

東京湾
相模湾

料金プラン

代行型散骨:74,800円(税込)~
乗船型散骨:286,000円(税込)~

株式会社メモリアルスタイル

メモリアルスタイルの散骨サービスは、利用者の心に寄り添い、想いを込めて故人を送り出せるように様々な工夫を凝らしています。まず、粉骨から散骨まで全ての工程をメモリアルスタイルが責任を持って行なうため、利用者の手間や負担が軽減されます。

また、遺骨を預かってから粉骨、散骨、そしてアフターケアまで、一貫したサービスを提供しているため、安心して利用できる点もポイントです。散骨前に故人を偲んで手紙を書いたり、折り紙を折ったり、思い出話を語り合ったりする時間を設けるなど、心穏やかに最後の別れを迎えられるようなサポート体制も魅力の一つです。

散骨海域

東京湾
相模湾
三浦半島沖

料金プラン

家族(個人)散骨プラン:176,000円(税込)~
合同散骨:132,000円(税込)~
代行(委託)散骨:55,000円(税込)~

​株式会社新杵堂(海菓葬)

故人の好きだったお菓子と一緒に散骨できる「海菓葬」を提供しています。全国対応で、東京湾での散骨も対応可能。散骨の様子を撮影した動画や写真も提供してくれる点が大きなポイントです。お菓子と一緒に散骨することで、故人の思い出をより鮮やかに偲ぶことができるでしょう。

散骨海域

東京湾

料金プラン

代理散骨プラン:60,000円(税込)~
貸切散骨プラン:120,000円(税込)~

株式会社OASIS(OASIS)

チャーター船によるプライベート散骨、委託散骨など、様々なプランを提供しています。東京湾での散骨が可能で、献花、献酒、黙祷などのオプションも豊富に用意されています。

予算や希望に合わせて最適なプランを選択できるので、満足度の高い散骨を実現できます。また、経験豊富なスタッフが散骨をサポートしてくれるため、初めての方でも安心して利用可能です。

散骨海域

東京湾

料金プラン

貸切乗船散骨プラン

110,000円(税込)~

代行散骨プラン

33,000円(税込)~

海洋散骨の料金相場はどのくらい?

海洋散骨にかかる費用は、業者やプラン、散骨方法によって大きく異なります。全国平均では、5万円〜30万円程度が相場とされています。

遺族が乗船して散骨を行なう「チャータープラン」は比較的高額になり、15万円〜30万円程度が相場です。一方、業者に散骨を委託する「代行プラン」は、5万円〜15万円程度と比較的安価です。

また、粉骨の有無や献花、献酒などのオプションによっても費用は変動します。

散骨の料金内訳

海洋散骨の料金は、一般的に次の項目で構成されています。

基本料金
これは、散骨の基本的なサービスに対する料金です。プランによって大きく異なり、チャータープランは代行プランよりも高額になります。乗船人数や船の種類なども影響します。
乗船料
乗船料は、乗船人数によって料金が変動します。ただし、チャータープランの場合、乗船料が含まれることが多いです。
粉骨料金
散骨を行なう前に、遺骨を粉骨する必要があります。粉骨は、業者に依頼することも、自身で行なうことも可能です。業者に依頼する場合、別途粉骨料金がかかります。相場は5,000円~20,000円程度です。
献花・献酒料金
散骨の際に献花や献酒を行なうことができます。これらのオプションを追加する場合、別途料金が発生します。生花やお酒の種類によって価格が変動します。
その他オプション料金
業者によっては、写真撮影やビデオ撮影、散骨証明書の発行などのオプションサービスを提供しています。これらのオプションを追加する場合、別途料金が発生します。また、散骨場所までの移動費用や宿泊費用なども考慮する必要があります。

これらの費用を事前に確認し、予算に合わせて最適なプランを選びましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することもおすすめです。不明な点は業者に直接問い合わせて確認しましょう。

海洋散骨する際の手順

海洋散骨の手順は、次の4つのステップにわけられます。

散骨業者の選定

まず、海洋散骨を委託する業者を選定します。東京都内には多くの海洋散骨業者があり、それぞれサービス内容や料金体系が異なります。インターネットで検索したり、散骨に関する情報サイトを参考にしたりして、複数の業者を比較検討することが重要です。業者のホームページなどで、散骨の実績やプラン内容、スタッフの対応などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。

また、東京湾や相模湾など、希望する散骨エリアに対応しているかどうかも確認が必要です。さらに、船舶の大きさや設備、乗船可能人数なども考慮に入れ、自身の希望に合った業者を選びましょう。料金についても、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。東京都内での散骨実績が豊富で、丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶことが、安心して散骨を行なうためのポイントになります。

遺骨の準備

散骨業者の選定と並行して、遺骨の準備を進めます。海洋散骨では、粉骨と呼ばれる遺骨をパウダー状にする作業が必要になります。この粉骨は、散骨業者に依頼することもできますし、自身で行なうことも可能です。業者に依頼する場合、別途費用がかかる場合が多いので、事前に確認しておきましょう。

また、東京都内には粉骨を専門に行なう業者もあります。自身で粉骨を行なう場合は、専用の粉骨キットを使用するなど、適切な方法で行なう必要があります。散骨業者によっては、粉骨の方法や必要な書類などを指定している場合があるので、事前に確認し、指示に従って準備を進めましょう。

加えて、散骨に使用する献花や供物についても、業者の規定を確認しておきましょう。生花や飲食物の持ち込みが禁止されている場合があるためです。/p>

日程調整と申込

散骨業者と散骨の日程調整を行ないます。東京湾や相模湾など、希望する散骨エリアの天候や潮の状況、船舶の空き状況などを考慮して、日程を決定します。特に、週末や祝日は予約が集中しやすいため、早めに予約を入れることが大切です。

日程が決まったら、散骨業者に正式に申し込みを行ないます。申込時には、散骨プランの選択、参加人数の確定、必要書類の提出などを行ないます。契約内容やキャンセルポリシーなども事前に確認しておきましょう。

また、当日の持ち物や服装、集合場所や時間なども確認し、スムーズな散骨実施に向けて準備を進めます。東京からのアクセス方法なども考慮し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

散骨の実施

散骨当日は、指定された集合場所・時間に集合し、散骨業者の案内に従って船舶に乗船します。出港後、散骨ポイントに到着したら、献花や黙祷など、故人を偲ぶ時間を持ちます。その後、粉骨した遺骨を海へ散骨します。

散骨方法は、散骨業者によって異なりますが、一般的には、専用の散骨筒や散骨袋を使用して散骨を行ないます。散骨後は、献酒や献花を行ない、故人の冥福を祈ります。東京湾や相模湾の美しい景色を眺めながら、故人との最後の別れを惜しみます。

散骨の様子は、写真やビデオで記録することも可能です。散骨業者のサービス内容によっては、散骨証明書を発行してくれる場合もあります。散骨後には、故人の思い出を語り合い、心穏やかに過ごしましょう。

海洋散骨する際の注意点

海洋散骨にはいくつか注意点があります。ここでチェックしておきましょう。

海洋散骨に関連する法律を把握しておく

散骨は、遺骨を粉末状にして海に撒く行為であり、墓地、埋葬等に関する法律の埋葬の定義には該当しないとされています。

そのため、違法となる心配はありませんが、遺骨をそのまま海に投棄することは法律違反となりますので、必ず粉骨処理を行ないましょう。

また、散骨を行なう海域によっては、条例などで規制されている場合もありますので、事前に確認しておくことが大切です。

法律や規制については散骨業者が把握しています。業者の指示に従って散骨すれば、法律や規制の部分で問題が起こることはないと言えます。

航路事業の届け出がある散骨業者を選ぶ

安全で適切な海洋散骨を行なうためには、信頼できる散骨業者を選ぶことが重要です。特に、国土交通省への航路事業の届出の有無は、重要な選定基準となります。届出のある業者は、安全管理体制が整っており、適切な航路で散骨を実施することが期待できます。

また、散骨業者のウェブサイトやパンフレットなどで、実績やサービス内容を確認することも大切です。さらに、実際に散骨を行なった方の口コミや評判も参考にすることで、より安心して業者を選定できます。

事前に支払い総額を確認する

海洋散骨の費用は、業者やプランによって大きく異なります。基本料金だけでなく、粉骨費用、献花費用、チャーター費用、乗船料、証明書発行費用など、様々な費用が含まれる場合があります。そのため、契約前に必ず支払い総額を確認し、不明な点があれば業者に問い合わせることが大切です。

また、追加料金が発生する可能性についても確認しておきましょう。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、予算に合ったプランを見つけることができます。

散骨後の供養について考えておく

海洋散骨は、墓石を建てる必要がないため、その後の供養の方法について事前に考えておくことが大切です。散骨業者によっては、散骨証明書を発行したり、散骨した場所のGPSデータを提供したりするサービスを整えています。

これらの情報を利用して、自宅で故人を偲んだり、散骨した場所を再訪して供養を行なうことも可能です。また、近年では、オンラインで故人を偲ぶことができるデジタル墓地サービスも登場しています。これらのサービスを利用することで、いつでもどこでも故人を追悼することができます。

まとめ

東京都での海洋散骨は、自然に還りたいという故人の想いを叶える選択肢として、近年注目を集めています。散骨は故人にとって人生最後の儀式です。後悔のないよう、信頼できる業者を選び、納得のいく散骨を行ないましょう。